かめらのぺーじ
私の仕事はカメラのメカニズム設計です。大学卒業後ずっとやってきました。
手巻きのレンズ付きフィルムに毛が生えたぐらいのから
オートフォーカス一眼レフまで、APSカメラから6×7まで設計しました。
もちろん、交換レンズも設計しました。
昭和48年大学卒業以来
現在まで、
私が開発設計して量産まで行って市販された光学製品のリストです、
順次写真も用意します。
製品名まで出していい物か迷いましたが、最近の物を除いて出しました。
関係各位にはご迷惑かもしれませんが、私の現在までの道のりです。
問題がありましたら連絡ください。こちらです。
6×7は現在も現役なので乗せません。
昭和48年3月 大学卒業
昭和48年4月 会社入社
昭和48年 CS-2 スクリュウマウント、マニュアル一眼レフカメラ
レリーズロック、ISOダイアル部分
昭和49年 CX-2 スクリュウマウント、マニュアル一眼レフカメラ
レリーズロック、シャッターダイアル部分
昭和49年 CE スクリュウマウント、自動露出一眼レフカメラ
レリーズロック、ISOダイアル部分
昭和50年 CE-2 スクリュウマウント、自動露出一眼レフカメラ
自動絞り込み機構部分
昭和50年 L-1450 F1.4 - 50mm 交換レンズ
レンズ以外すべて
昭和50年 L-1750 F1.7 - 50mm 交換レンズ
レンズ以外すべて
昭和50年 35F-EE 手巻き単焦点フラッシュ内蔵コンパクトカメラ
巻き上げ機構、シャッターチャージ機構
昭和52年 CE-3 スクリュウマウント、自動露出一眼レフカメラ
自動絞り込み機構部分
昭和52年 CM-3 スクリュウマウント、マニュアル一眼レフカメラ
自動絞り込み機構部分
昭和52年 35EE-2 手巻き単焦点コンパクトカメラ
巻き上げ機構、シャッターチャージ機構
昭和54年 CE-4,
CE-4s Kマウント、自動露出一眼レフカメラ
ミラーボックス、スイングバッククイックリターン
世界第二位大型ミラー採用、ちなみに一位はコンタックスでした
昭和54年 CM-4 Kマウント、マニュアル露出一眼レフカメラ
ミラーボックス、スイングバッククイックリターン
世界第二位大型ミラー採用
昭和55年 CS-4 スクリュウマウント、マニュアル露出一眼レフカメラ
ミラーボックス、スイングバッククイックリターン
世界第二位大型ミラー採用、
世界最小スクリュウマウント一眼レフカメラ
昭和57年 35-FS 手巻きオートローディング単焦点フラッシュ内蔵
コンパクトカメラ
逆巻き上げオートローディング機構、シャッターチャージ
世界初グリップ内電源システム内蔵
昭和57年 CE-5 Kマウント、自動露出一眼レフカメラ
ミラーボックス、スイングバッククイックリターン
世界第二位大型ミラー採用、ちなみに一位はコンタックスでした
世界初レリーズボタン半押しでオートフォーカス交換レンズ合焦
昭和57年 CM-5 Kマウント、マニュアル露出一眼レフカメラ
ミラーボックス、スイングバッククイックリターン
世界第二位大型ミラー採用
昭和58年 CP-5,
CP-5s Kマウント、プログラム露出一眼レフカメラ
ミラーボックス、クイックリターン
世界初マルチプログラム一眼レフカメラ
世界初交換レンズ電源供給システム
昭和62年 インフォバック3
CP-7M用フィルム内プリントシステム
昭和63年 AF-287 28--70mm、レンズ内モーター式オートフォーカスレンズ
レンズ、電気関係以外すべて設計
コアレスモーター採用、常時マニュアルフォーカスも可能
昭和63年 AF-721 70--210mm、レンズ内モーター式オートフォーカスレンズ
レンズ、電気関係以外すべて設計
コアレスモーター採用、常時マニュアルフォーカスも可能
平成3年 ポケットズーム 38--60mmズームコンパクトカメラ
フィルムバックシステム採用、設計
当時世界最小ズームコンパクトカメラ
平成5年 カメオズーム 25--50mmズームコンパクトカメラ
ズームファインダー他
平成6年 ポケットデジタル
レイアウトその他、この設計途中で退社しました、関係者の方にはご迷惑をおかけしました。
量産まで持って行った方々に感謝します
平成6年 ハッキン社専属
平成7年 40BF 手巻き単焦点フラッシュ内蔵コンパクトカメラ
鏡筒、ファインダー他
平成9年 ZMAE50 APS 25--50mmズームコンパクトカメラ
ズーム鏡筒
平成10年 ZM1400 28--56mmズームコンパクトカメラ
ズーム鏡筒
平成11年 ZM1800 28-70mmズームコンパクトカメラ
ズーム鏡筒
苦節6年ようやく日本メーカーに採用されるカメラを生産できるようにしました。
このときの出張記はこちらにあります
中華人民共和国広東省恵州市恵東
平成12年 AZ-1800 28--50mmズームコンパクトカメラ
レンズ、回路以外
平成13年 プリマックス社専属
平成14年 GIGA280 38--80mmズームコンパクトカメラ
ズーム鏡筒
このときの出張記はこちらにあります
この後、コダック社の技術顧問となり、デジタル一眼レフカメラの開発をしました
プロジェクトリーダーが、設計者の反対を押し切って世界一の一眼レフカメラを作ると言って
最先端のカメラを目指したので開発費が膨大になり中止になりました
あのとき、設計者の、まず普通の一眼レフを作りその後最高級を作りましょうという意見を聞いていれば
コダックの一眼レフが出来ていたのに残念です
安いコンパクトを作っていただけの会社がいきなり一眼レフを作れるわけは無いのです(設計は出来ます)
秒間7コマのミラーボックスの試作までやりました
中止になった後高倍率ズームカメラとコンパクトカメラの手ぶれ補正システムを設計しました。
以下続く
現在の開発機種は秘密保持契約がありますので、載せられません。
このためというわけではないのですが、バーチャルカメラの設計を始めました。
また、開発センターとしての開発機種はこちら。