中華人民共和国広東省恵州市恵東出張記

私は現在台湾のカメラメーカーの仕事をしています 。ズームカメラの設計をしています。
本来の契約では設計だけなのですがそれでは相手が量産できないため、量産ラインの立ち上げに立ち会いにいきます。

台湾の会社では設備と人を用意すれば量産できると思っているので困ります。
量産のノウハウはたくさんありますのですぐにはうまくいきません。

他の日本メーカーも中国への移行で苦労しているようです。
このノウハウで日本メーカーも稼げばいいのですが相手は物には金を出すがノウハウにはなかなか出しません。

言葉も通じずストレスの多い出張でした。前は香港の会社でしたので少しは英語が通じたのですがここはだめです。

ということで愚痴になってしまいましたが写真を載せます。

香港空港はランタオ島にありますので本土へは橋を渡って入ります。今回はバスで入りました。

本土との間の海です

 

香港にはいるときに入国審査があるのですが本土に入るときにもあります。


今回はSHENZHEN市のSHANTOMOCKで入国しました。香港空港から40分くらいです。
500mくらいの間に出国審査と入国審査があります。


ここでバスを乗り換えて2時間半です。といっても私のいく先は田舎なのでワゴン車でした。
これに、5人乗って出発です。

バスの窓からの途中HUIYAHG 市内です

車はフォルクスワーゲンが多かったです。

 

今まで最長の15日間の出張でしたが後半は疲れてバテバテでした

とにかく食べ物が脂っこくて合いませんでした。

昼間は朝7時30分から夜10時11時まで仕事でしたのでどこへも行けませんでした。

といっても回りは危険で一人でタクシーに乗ってはいけないそうで

台湾の人も危ない目にあったそうです。

夜は絶対に外へ出てはいけないそうです。

朝7時半より仕事ですが11時半から1時半まではお昼休みで部屋へ帰って寝てました。

夕方は5時半より7時まで休みです。

組立の女の子は残業もいとわず11時頃まで働きます。全員寮に入っています。

いったときは24時間3交代のところもありました。

組立の女の子は高校生くらいで一ヶ月で親の半年の所得を稼ぐそうです。

3年ぐらいで帰るそうですが、ここまでくるのにふるさとから歩いたりまたはヒッチハイクのようにしてくるそうです。

2ヶ月かけてくる人もいるそうです。

寮の屋上から会社の庭です。

 

広い敷地の会社内です、正面が女子寮です。毎日仕事場までかなりの距離を歩きました。なんせ一日3回往復ですから。

 

寮の窓から東側です。いなかです。

 

正面の山をダイナマイトで壊しています。コンクリート用の砂利を作るためです。

ここは日本のような急流がないので砂利が取れないそうです。

 

ちょっときどって 作品 寮の窓から です

帰ってから調子が戻るまで10日以上かかりました。

もうこりごりですがこれも飯の種ですので。

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